髪のストレス老化

髪のストレス老化

疲れや心の悩みなどによる髪のストレス老化

白髪は抜かずに疲れやストレスを解消する疲れやストレスで髪が老化することもあります。次のようなことが気になる人は注意。

□睡眠不足が続いている
□白髪が急に増えた
□心配事や悩み事を抱えている
□運動などでうまく気分転換ができない

ストレスや疲れ、睡眠不足なども髪の健康に悪影響を及ぼします。ストレスで緊張感が持続すると交感神経が働きすぎて、血管を収縮し血行が悪くなったり、汗をかきにくくなり、老廃物が溜まったりします。また、胃腸の働きも低下して腸が十分に栄養を吸収できなくなり、せっかく食べた栄養が体に行き渡らなくなります。

髪に栄養を運んでくれるのは血液。十分な栄養を血液の中に含ませ、血行を促進して栄養をたっぷり含んだ血液を髪の成長に関係する毛乳頭まで届くようにしましょう。

いい睡眠は緊張感を取り除き、副交感神経を働かせて血行を促進します。髪は肌と同じように、夜の睡眠中に成長や再生を繰り返します。深夜過ぎまで起きていたり、昼夜逆転の生活では髪は成長できないので、規則正しい生活を心がけましょう。

ゆっくりお風呂に入ってリラックスして汗をかくのは、手頃なストレス解消法。さらにガイドがよく行なうヘアパックも試してください。小さじ1杯分くらいの椿油を指の腹につけて頭皮全体に馴染ませ、ブラッシングとマッサージをした後、10~20分ほど蒸しタオルをターバンのように髪に巻いて汚れを浮かせます。蒸しタオルを取ったら軽くもう一度ブラッシングしてからシャンプーすると、髪がツヤツヤ、頭皮はさっぱりして気持ちがいいですよ。

白髪は年齢を感じさせるサインだと気にして、せっせと抜いてしまう人も多いようです。白髪が生えるのは、髪の黒い色を作りだすメラニン色素の量が低下することで、色素がない白い毛が生えてしまうのです。
白髪の原因については、ストレスや年齢などが考えられますが、詳しいことはまだわかっていません。

激しいストレスで一時的に白髪が多くなった場合は、そのストレスから開放されれば、また黒髪が生えてくることが多いので、なるべく早くストレスの原因を見つけて対処するようにしましょう。

それ以外の場合は白髪を抜いても次にまた白髪が生えることが多い上、無理に抜くことで毛根が傷つくので、どうしても気になる場合は抜くのは避けて切るようにしましょう。

刺激による髪老化

刺激による髪老化

ヘアケア用品などの使い過ぎによる髪の刺激老化

スタイリングで髪を老化させない方法オシャレのために行なっているヘアケアが、髪にダメージを与えて老化させているかもしれません。次のような人は要注意。

□1日に何度もシャンプーする
□髪をきつく結んだり、ヘアピンを使ってアップにすることが多い
□ワックスやスプレー、ジェルなどのスタイリング剤をよく使う
□カラーリングやパーマをかけて髪が痛んでいる

1日に何度も髪を洗う人を見かけます。男性もサラサラした髪を強調するスタイルが人気なので、頭皮の皮脂を落とすために必死になってシャンプーする人が多いようです。皮脂を落とし過ぎると頭皮のバリア機能が落ちて、細菌感染や炎症を起こしやすく、髪の成長に悪い影響を与えます。シャンプーは毎日行わなくても、汗をかかない季節であれば2日に1回でも大丈夫です。

ヘアケア用品などの使い過ぎによる髪の刺激老化ヘアアイロンなどは高熱でキューティクルを痛めてしまうので常用せずに、「ここぞ」というときだけ使用するように心がけてください。

ドライヤーも頭皮と髪を乾燥させ過ぎるので要注意。ドライヤーは20cm以上離して、同じ場所ばかりに熱風を当てないように。

夜会巻きやタイトなアップスタイルが流行していますが、髪を強く引っ張ったり、ゴムできつく結んだりするのも、抜け毛の原因になります。ヘアピンも金属アレルギーを起こす原因になるので使う時間を短めに、汗をかいたらピンを早めに外すなどしましょう。

また、いつも同じ分け目で分けていると、その部分だけ薄毛になったり、髪質が悪化したり、頭皮が紫外線ダメージを受けてしまうので、時々分け目を変えて違ったヘアスタイルを楽しむようにしましょう。

シャンプー、コンディショナーは、頭皮に刺激を与えやすいので、しっかりとすすぎ洗いをして落としましょう。スプレーやスタイリング剤は、なるべく頭皮に付けないように注意しながら使うことを心がけてください。

白髪染め、カラーリング剤、パーマ剤は髪のキューティクルを壊して、切れ毛が多くなり、髪がもろくなります。使用は最小限に。自分で行なうと頭皮に薬剤が付着しやすいので、なるべくヘアサロンでカラーリングをしましょう。ヘアカラーは毛髪にダメージを与え、ツヤやハリが失われます。ヘアマニキュアはヘアカラーよりもダメージが少ないですが、色落ちしやすいのが難点。

 

 

 

紫外線や乾燥による髪のダメージ老化

ダメージ老化

紫外線や乾燥による髪のダメージ老化

紫外線や室内の乾燥によって、髪もダメージを受けます。

次のような人は要注意。

□髪の色が赤茶色っぽくなった
□枝毛が多くパサついてまとまりがない

枝毛や切れ毛は、髪が乾燥して水分量が不足していることが原因です。髪の毛の水分量はシャンプー直後には35%程度に上がりますが、これでは水分を吸いすぎて切れやすくなってしまいます。最適な髪の水分量は15%前後。加齢や環境によって10%以下に落ち込んでしまうと、パサつきや切れ毛の原因になりますから注意しましょう。

キューティクルは髪の外側を覆う魚のウロコのようなもので、髪の水分量を一定に保ち、ツヤやコシのある美しい髪に見せる大切な保護膜の役割をしています。シャンプーやドライヤーは、キューティクルを剥がしてしまいますので注意して行ってください。

キューティクルを傷つけない刺激の少ないシャンプー剤としてオススメは、「アミノ酸系」。弱酸性で肌に刺激の少ないもの、さらにキューティクル保護成分が含まれるものを選びましょう。

シャンプーの後に髪を乾かす場合、タオルで髪をこするとキューティクルを傷つけてしまいます。吸水性のいいタオルでトントンと髪をたたいて水気を落として乾かすようにしましょう。

またドライヤーは髪から20cm以上離し、手ぐしで髪をほぐしながら半乾きくらいまでで終わらせ、髪を乾燥し過ぎないように注意しましょう。逆に、自然乾燥も頭皮のかゆみや臭いの原因になるので避けましょう。空気が乾燥した部屋で仕事をするときは加湿器を利用すると、髪にも肌にも良く一石二鳥です。

紫外線も髪のタンパク質を酸化させ錆びさせて老化を早める大きな原因になるので、帽子や日傘を使って、紫外線ダメージから髪を守りましょう。最近では日焼け止め成分の入ったトリートメントスプレーなんかもあります。

 

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