冷え性のままでいると、ハゲる。冷え性だと薄毛になりやすくなる。
このように、冷え性は薄毛と関係があると聞いたことがある方も多いと思います。
実際のところ、冷え性はハゲる確率を高めてしまうものなのでしょうか。
その通りです。冷え性でいると、薄毛になりやすくなってしまいます。
今回は、冷え性と薄毛の関係についてお話していきます。
栄養が届かなくなる?
冷え性といっても種類があり、大きく3つに分類されます。簡単に説明するとこのような感じです。
- 四肢末端型(ししまったんがた)冷え性・・・手足の先が中心的に冷える冷え性
- 内蔵型冷え性・・・お腹など、体の中が冷える冷え性
- 下半身型冷え性・・・腰から足先にかけて冷える冷え性
あなたはどの冷え性に当てはまっているでしょうか。いずれにしてもこれらは、
それぞれ血液がきちんと流れていないことが原因です。
我々は、血液がきちんと流れることで温かさを感じることができるので、
それが届いていないとその箇所に冷えを感じてしまいます。
髪の毛もこれと同じで、血液がきちんと頭皮まで流れているからこそ、
しっかり栄養や酸素が髪の毛の根本にある毛母細胞にまで届き、
育毛されていきます。ですが、冷え性の方は頭皮までの血流が悪く、
毛母細胞まで栄養や酸素がきちんと届けられていないことが多いのです。
それによって、だんだんと髪の毛が細くなってしまったり、薄毛になったりしてしまうのです。
冷え性になりやすい人!
女性におおい冷え性ですが、男性でも以下の項目に
おおく当てはまる方は冷え性になりやすいです。
・運動をほとんどしない
・痩せていて筋肉がない
・冬でも薄着
・夏場に冷房が効きすぎた部屋で長時間すごす
・喫煙
・お風呂は湯船に浸からず、シャワーで済ます
・冷たい飲み物を飲みすぎ
・ビール・ウィスキーなど体を冷やすアルコールの過剰摂取
・季節はずれの野菜や果物を多く摂取する
・過度のストレス
・便秘
・過度のダイエット
いくつ当てはまりましたか?
頭皮は血流が悪くなりやすい
冷え性の方は、血液の流れが悪いことで薄毛になりやすいとお話をさせてもらいました。
また、冷え性の場合、頭皮への血流がすぐに悪くなってしまうという特徴があるので注意が必要です。
冷え性だと、最初に末端の血液(中心から遠い血液)の流れが悪くなっていきます。
頭皮も体の末端部分ですので、冷え性になると真っ先に頭皮への血液の流れが悪くなってしまうのです。
つまり、冷え性だけど頭皮にはきちんと血液が流れているという方は少なく、
冷え性のほとんどの方は頭皮の血流が悪い状態になってしまっているのです。
ですので、冷え性の期間が長ければ長いほど髪の毛は弱くなり、薄毛になりやすい状態になってしまうのです。
頭皮マッサージは有効か?
冷え性でも薄毛にならない為に、頭皮への血流を良くしようと頭皮マッサージを
行なっている方もいるのですが、実はこれだけ行なっておけば良いとはいえません。
頭皮マッサージは頭皮の血流を良くしてくれるので、もちろん薄毛対策として良い方法ではあるのですが、
そもそも血液は全身つながっており、冷え性の方はその流れがすぐに悪くなりやすい状態になってしまっています。
つまり、冷え性の方は、全身の血流を良くする必要があり、頭皮マッサージだけを行なっていても、
やめたらすぐにまた頭皮の血流が悪くなってしまうのです。
冷え性による薄毛対策をしたいのなら、冷え性そのものを改善する必要があるのです。
食事で血行促進を!
薄毛とも大きく関係している冷え性の対策としておすすめなのが、
全身を温めてくれる食べ物を意識的に摂ることです。
そういった食べ物は血液の流れを良くしてくれる効能があるので、
冷え性改善にとてもおすすめです。具体的には、生姜、ネギ、唐辛子、にんにくなどが良いですね。
料理に使って体をポカポカさせてあげるだけで、かなり冷え性の対策になります。
何度もいいますが、冷え性は薄毛の原因になります。たかが冷え性と思っている方もいますが、
その期間が長いと髪の毛は知らない内にどんどんと弱くなってしまいます。
冷え性による薄毛を防ぐ為にも、体を温めて血流をどんどん良くしてあげるようにしてくださいね。