寒さが原因による抜け毛を減らすためには、頭皮の環境を悪化させないことが重要です。
簡単にできる頭皮ダメージ予防法を紹介します。
頭皮だけでなく身体全体の血流を改善させる
抜け毛を防止する上で、頭皮の血行を改善することは重要ですが、
実は頭皮だけの血行を改善させることは難しいようです。
それは身体の他の部分が冷えていれば、最終的に頭も冷えてきますので、
結果として頭皮の血流が悪くなるからです。
そこで重要なのが身体全体を温めて、血流を改善することであり、
方法として生活習慣を見直すことだったのです。
【見直しポイント1】
外出する時は温かい服装を心掛けて下さい。特に上半身と下半身のバランスに注意して、
ダウンジャケットにスカートなどの服装は控えるようにして下さい。
【見直しポイント2】
外出時には帽子を着用しますが、頭に密着したものではなく頭皮が蒸れないものを選びましょう。
定期的な洗濯も忘れないようにしましょう。
【見直しポイント3】
室内など暖かい場所では、上着や帽子を脱いで汗をかかないように注意しましょう。
【見直しポイント4】
冬場の運動を心掛けて、ウォーキングなど身体を温めるようにしましょう。軽い運動は筋肉をほぐし、身体全体の血流を改善します。
【見直しポイント5】
ジュースやアイスクリームなどの冷たい食べ物は、身体を冷やす原因になりますので、
控えた方が良いでしょう。飲み物は温かいものを選んで下さい。
食生活も抜け毛を予防する重要ポイント
栄養不足は抜け毛を促進させる原因の一つで、バランスの良い食生活が予防には効果があります。
特に冬は温かい麺類など炭水化物中心の食生活になりやすいので、タンパク質を十分に取ることを心掛けて下さい。
またビタミンやミネラル、ヨードなども髪の毛には必要なので、野菜や海藻類も普段から食べるようにしましょう。
お湯の温度に注意しましょう
熱いお湯での洗髪も頭皮の乾燥原因になることから、
冬でも39℃~40℃程度までのお湯を使用しましょう。
ブラッシングは静電気に注意
冬は乾燥しており静電気が発生しやすい環境になっています。
髪の毛のブラッシングで「バチッ」と音が鳴る経験をしたこともあると思います。
ブラッシングでの静電気は髪の毛を痛めて、抜け毛の原因になりますので、
ブラッシングを行う際には専用のミストや水を使用して下さい。
頭皮のマッサージで血流促進
頭皮の血流を改善するには温めることも重要ですが、こわばった頭皮ではなかなか改善されないこともあります。
こわばった頭皮にはマッサージが有効で、お風呂上りや就寝前に行うようにしましょう。
方法は簡単で頭皮を手の指先(爪を立てない)で、ゆるめるようにマッサージするのです。
また指を回したり軽くトントン叩いたりする方法も良いでしょう。くれぐれも爪で頭皮を傷つけないように注意して下さい。
保湿剤や育毛剤を利用しよう
毎年のように頭皮が乾燥してしまう人は、保湿剤や育毛剤を使用するのも有効です。
最近では保湿剤入りのリンスやトリートメントなど、頭皮を乾燥させない商品も多く発売されているようです。
特に冬場に特化した商品もありますので、自分に合った商品を選んで利用してみて下さい。
また育毛剤には頭皮の乾燥を防止し、フケや痒みを予防する効果がありますので、
育毛剤を利用するのも良いと思います。ただし、頭皮に異常がある場合は、皮膚科で診察してもらうことも重要です。
夏のダメージも冬の抜け毛の原因だった
実は冬場の抜け毛の原因は冬のせいだけではありません。
夏場に受けたダメージが、冬場に現れることがあるのです。
それが紫外線によるダメージであり、強い紫外線を浴びると毛根が弱くなってしまい、髪の毛も細くなってしまいます。
このような髪の毛が増えてしまうと、冬場に抜け毛が大量に発生してしまうのです。
夏場には頭皮の紫外線対策も重要ですね。
冬場に抜け毛が増える原因には色々とありますが、多くが頭皮のトラブルと考えても良いようです。
頭皮は髪の毛に隠されていることから、なかなかその表情を見ることはできませんが、
場合によっては損傷を受けていることもあるのです。
肌であれば「しもやけ」「あかぎれ」など、すぐに気が付くのですが、
頭皮ではそのサインに気が付かないことも多いのです。抜け毛は頭皮トラブルの最終サインと考えて、
そうならない前に対策を取ることが重要でしょう。そのためには寒くなるとコートを着るように、
頭皮のケアも忘れないで行って下さいね。