冬になると、抜け毛が多くなるという話を聞いたことがありませんか?
毎年秋になって気候が変化すると、何となく頭の痒みやフケが目立ち、
抜け毛も多くなるというものですが、実際にもこのような症状は多く見られます。
これらの症状は寒さと気候の変化が大きく関係しているのです。
気温の低下による血管の収縮
人間の身体は代謝によって体温をコントロールしています。
代謝とは無意識下で行う生命反応ですが、気温が低下すると
血管を収縮させる作用も、その中の一つになります。これは、
外気の寒さによって体温を身体から逃がさないための作用で、
血管を収縮させることで血流を阻害し、熱交換を悪くする働きがあります。
頭皮にある血管も同様で、寒くなると収縮してしまい血流が悪くなります。
ここが抜け毛と大きく関係してくるポイントで、血管が収縮してしまうと、
十分な栄養が頭皮に運ばれてこない状況が生まれてしまいます。
通常であれば十分に酸素や栄養が頭皮に運ばれていたのが、
収縮した血管ではそれが十分ではなく、髪の毛まで行き渡らない状況になるでしょう。
寒さによる血管収縮が髪の毛の栄養を阻害し、抜け毛の原因となるのですね。
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